ロルフィング 香川-Rolfing® Structural Integration 自由で快適なからだを探求するみなさまへ。

足首が硬いと、足・脚が疲れやすい?

こんにちは🌞
今年の夏は、本当〜〜〜に暑かった。
そして今も暑い。
でも、少しずつ秋の気配が顔を出しています。
夜の音はすっかり秋で、虫の声に涼を感じます。

こんな暑い夏の間も、クラブ活動を頑張ったお子様の悩みの声から、
今日は足首などの関節の硬さと、その周辺の疲れやすさについて書きます。

今回のお悩み相談は、こうでした。

⭐︎⇩⭐︎
地域のスポーツクラブに属してバスケットボールを頑張っている小学生の男の子。
ずっと内くるぶしの下あたりが痛くて、くるぶしの近くの骨も出っ張っている。
練習していると、その出っ張っているあたりが痛くなってくるとのこと。
お母様が、この息子さんの足周辺やスネ、ふくらはぎをもむと、いつも痛がって、足首が伸びないので、痛くて正座もできないとのこと。

⭐︎

こんなケースは、まさに、足首が硬くて、足(脚)が疲れやすい状態、または、足(脚)に疲れが溜まっている状態です。
足首が硬いと、足・脚が疲れやすい?
答えは、イエス!

関節の柔らかさや可動域、そこに出る痛みって、骨とか軟骨・靭帯の問題だと思いがちかもしれませんが、
筋肉(・筋膜)も関節の構成要素です。
※(以下、筋肉、という表記は筋膜も含まれている意でお読みください)
筋肉との繋がりがあるおかげで、曲げたり伸ばしたり、複雑な動きができる様になっています。

なので、足首が硬いということは、元々の可動域の個人差はあるけれど、足首の関節を構成する筋肉の伸縮性が小さくなっている、という可能性が高くなります。
筋肉の伸縮性が小さくなる原因は、運動などによる緊張(筋肉の縮み)が取れないままの状態の積み重ね、疲労の蓄積、血流の悪さ、ケガ、などがあります。回復が追いつかずに、血流・水分不足の筋肉は、硬くなってしまうんです。
硬くて伸びづらい筋肉だと、疲労物質も滞りやすくなるので、ちょっと揉んだり押したりしただけでも痛みを感じます。

筋肉痛になっている時、そこを抑えたらすごく痛いのが分かりやすい例です。

お悩みのケースでは、足周辺のどこをマッサージしても痛がるとのことなので、まさに、今書いたようなことが起こっているのではないかと想像できます。
そして、伸縮性が小さい筋肉、つまり、強い張力の筋肉たちで関節を作っているので、足首は硬くなって、足首が硬いから足周り、さらには、足腰も疲れやすくなります。
悪循環というやつです。

右足の前側

右足の後ろ側

⇧この2つの図を見てください。
赤っぽいところは筋肉で、端の方の肌色になっているところは腱です。ここに写っている筋肉は全て足首・その動き、周辺で起こる痛みに関係しています。
それぞれの筋肉は、足首や足を構成する骨たちを経由したりくっついたりしているので、足・足首その辺りに影響を与えているのです。思ったよりも多くの筋肉が関係していると思いませんか?
足首の関節の硬さ(曲げ伸ばしやすさやさや、様々な方向にかかる力への対応力)というのは、骨だけの問題ではないのです。

ざっくりとですが、「前側」の筋肉は足首を曲げる(つま先が頭側に近くなる方)時に縮んで、その時に「後ろ側」の筋肉は伸びなければなりません。
足首を伸ばす(つま先立ちするような角度の方)時は、「後ろ側」が縮んで、「前側」が伸びるといった感じです。
例えば、この時、前か後ろか片方の筋肉たちがとても硬かったら、そこを伸ばすために大きな力が必要になる、という仕組みです。

さらに、成長期のお子さんの場合は、体は大きくなって(伸びて)いるので、筋肉や筋膜は十分な伸縮性が欲しいところです。

伸縮性がなくなっているのに、負荷がかかりすぎると、腱(筋肉と骨の付着部)や腱がくっついている骨の部分が引っ張られて炎症を起こしたり、骨が変形(骨棘・こつきょくなどがあります)したりする原因になるのです。
ご相談内容のように、くるぶし近くの骨が痛いのは、その骨の上だけで起こっている問題ではないということです。

セルフマッサージや、家庭でのマッサージで、揉んでもそれほど効果が得られない場合は、これだけ多くの筋肉の関わりや筋肉同士のバランスを考えてのアプローチが難しいという理由があります。

こういった時にこそ、活用していただきたいのが、筋膜リリースです。

筋膜リリースでは、筋肉の伸縮性を改善したり、そこから関節のバランスを整えて可動域を改善することができます。筋肉が柔軟性を取り戻し、可動域が広がると、自然と痛みがなくなっていくことはよくあります。
同じように練習していても、ほとんどどこも痛くならない人もいると思うのですが、このように、筋肉と関節の状態の違いによるところは小さくないと思います。
また、疲労物質が滞りにくくなるため、運動疲労の回復をスムーズにしたり、筋肉痛にもなりにくくなる、という効果が期待できるんですよね!

いつも痛い状態、つまり、炎症状態が慢性化すると、前述したように、骨の変化や、腱が傷ついたり、治るまでに長時間を必要とする様になる、または元には戻らなくなることもあります。
なので、セルフケア、家庭のケアが追いついていないな、と感じられる時は、メンテナンスの1つとして取り入れていただけたらと思います。

今回は、足首の硬さと、足の疲れやすさとの関連についてでしたが、
肩や膝、股関節、など、動きの大きい関節は、多くの筋肉・筋膜で構成されていて、動きが悪くなっている場合は、構成している筋肉の伸縮性やバランスが崩れています。つまり、疲れやすさや、凝りが発生していると言えます。
反対に、理想的な筋肉・筋膜の状態を保てていれば、疲れにくく、関節の動きも良好になるということです。

痛みや不快感が慢性化したり、炎症がひどくなる前に、ぜひ筋膜リリースやロルフィングで「ゆるめてリセット」してあげてくださいね。
より良い状態を長持ちさせたり、1部分の不調でも深いリセットをしたい場合は、断然、ロルフィングがオススメです。

今日は、ちょっと筋膜リリースやロルフィングへの押しの強い内容になりました。
というのも、私も高校生まで、ずっと本格的にスポーツをしていて、慢性的なからだの痛みや張りに悩まされたことが多々あったのです。
整体や接骨院には、小学生の頃から行っていたような、、、。
なんとか調子を取り戻せたことも多かったけど、本格的な運動を辞めるまで、スッキリできなかった不調もありました。
あのとき、ロルフィングがあったら、全然違うかっただろうな〜と、何度も思ってきました。
だから、今スポーツを頑張る子たちに、是非力になれたら、と思うのです。
(もちろん、年齢を問わず、どなたでもサポートします😃)

ケガや不調なく、スポーツを楽しんでいただきたいです。
そして、がまんや無理をする前に、ケアしてきましょ。

運動で起こる不調も、筋膜リリースやロルフィングでサポートできることが多々ありますので
ぜひご相談くださいね。

それではまた!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

身体の大掃除!これまで溜め込んだコリや不調、リフレッシュしてカラダを一大更新しましょう!

⭐︎全身のバランス調整で快適な体へ ーロルフィング®︎

⭐︎不調や病気を自分でのす方法を身につけて、ずっと健康、元気に人生を楽しむ ー自分のからだを自分で治す、健康教室

⭐︎マイペースに発信、健康に関してや日常、時々超重要情報は インスタグラム をチェック!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる