ロルフィング 香川-Rolfing® Structural Integration 自由で快適なからだを探求するみなさまへ。

歩いて腰痛が治るってあるの?

こんにちは!
今日は、とっても爽やか〜〜な雨上がりの朝でした。
この雨を境に、どうやら夏度がぐんと上がってくるようで。。。
爽やかな空気、気持ち良い暖かさが感じられる時期はとても短いですよね。

貴重な時間を快適に過ごしていきましょう♪

さて、タイトルの「歩いて腰痛が治る」についてです。
わたし自身、本当に腰痛に悩まされたわ〜という時期もわりと長くあって、それが今なぜ解消されているのか、歩いて腰痛が治るってどういうことなのかを、ロルフィング®︎施術者(ロルファー®︎)となった今の視点からお伝えしたいと思います。

結論から言うと、歩くことで腰痛が楽になる、腰痛が緩和される、その時の腰の痛みや張りが治る、ということ、あるんです。というか、そういう風になれる、と言った方が的確な言葉かもしれません。
もちろん、「腰の痛み」というのは、さまざまな原因があるし、その方のからだの状態もみんな違いますので、全ての方に対して歩くことが腰痛改善につながるとは言えません。
腰痛持ちの方で、その辺をほぐすとその時は楽になる、という変化がある方なら、わりと歩いて腰痛が緩和する可能性が高まるかもしれません。
ギックリ腰になりやすい、という状態の方にも良いと思います。

とは言っても、腰痛持ちさんは、今までも、歩くことはよくあるけど、歩いても腰が楽になったことはないし、立っているのも長時間はツラいのに!という方が殆どだと思います。
そう、歩いて腰痛が治る、良くなる、というのは、そういう歩き方ができるかどうかによりけりなのです。

最近、ロルフィング®︎を受けにくるお客様が、関連書籍を持ってきてくださることが多く、
ごくごく最近、続けて「ゆるめてリセット ロルフィング教室」安田登 著 の水色本表紙を見る機会がありました。
実は、この本、私がロルフィングの存在を知るきっかけとなった本でして、とても懐かしくて、15年ぶり?くらいにさっと読み返しました。

この本がはじまりだったな〜

 

何が書かれていたのか、詳細はすっかり忘れていたのですが、この中にロルフィングを受けた体験談が載っていて、まさに、歩いて腰痛が楽になるストーリーが記されています。

🌼
著者である安田氏が、18歳のときラグビーで腰を痛めて以来30年以上重度の腰痛持ちとなっていた友人に、”腰が痛くなったときに、教えた姿勢と歩き方で歩くこと”を促します。
その友人は出先で歩くこともままならない腰痛に見舞われます。なんとか2時間ほど歩き回って、その時は腰痛が一向に治らないのですが、一晩眠った翌朝、腰痛が驚くほど治っていた。経験上、そんなことはかつて無かった。
🌼

と、ざっくりとこんなストーリーです。

セッションをした安田氏は、このストーリーに対して、

腰痛の解消は氏の努力によるところが大きいのであり、ロルフィングはきっかけにすぎません」

と書いています。
じゃあ、ロルフィング®︎って、結局なんの関係があったの?
てなりますが、
これがロルフィング®︎が整体やマッサージと違うところ!なんだと思います。

ロルフィング®︎って、お客様、すなわち、受け手の方は、施術されるだけの100%受動的状態ではありません。
筋肉、筋膜の強張りを緩めたり、筋膜どうしの癒着とったりして、そこまでは、からだをほぐす、という、マッサージ的な要素だと思いますが、同時に、からだの『気づき』を促していきます。”気づき”が、これまでの身体のパターンから抜け出す分岐点になります。
この”気づき”がどういう風に、どれだけカラダに落とし込めたのか、活用できたのか、

腰痛の解消は氏の努力によるところが大きい って安田氏も言うところかな、と。
(ご本人に了解を得ていないので、推察ですが。)

セッションでは例えば、
・歩いている時、呼吸は浅くなっていないか? ・腕はこの角度(例えばPC操作しているような姿勢で)で、肩まで力入ってないか ・立っている時、体重は足裏のどこに落ちているのか

などなど、色んなことを意識してもらいます。
現代生活では、不自然な力(りき)みや動きで、身体の自然な動きは制限されたまま、それぞれの方の自分流の動きや姿勢がカスタマイズされています。それが、その方にとっては自然で無自覚です。これはほんの1例なので、ここだけ切り取っても分かりにくいのですが、まずは、不自然さに気づく、不自然さを自覚しないと、そうじゃない状態も分からないわけです。

ロルフィング®︎は、からだの「気づき」を促して、『動きの質を変えていく』のを同時進行で取り組んでいきます。

なぜなら、この動きの質を変えない限り、からだの使い方のクセ・姿勢のクセも変わらないので、そのとき身体がいくらかほぐれたとしても、負担がかかり続けるところは変わらずで、また同じところが辛くなる、ということを繰り返すからです。

この、「自分のからだのクセ」を変えていくアプローチを、からだのバランスを整えると同時にできること、これが整体やマッサージと大きく違うところと言えます。
だからと言って、関節の可動域や柔軟性が固まりすぎていると、理想的な動きや姿勢自体が制限されるので、やっぱりからだを緩めていくことも同時に必要で、並行して同時にできるのが効率的なのです。

なんだかトレーニングみたいで難しそう、と思う方もいるかもしれませんが、実際、とても小さなことでも難しいと感じる方もいるし、新しい感覚をどんどんからだに落とし込んで、動きや印象がガラッと変わったり、お悩みが解消していく方もいるし、で、ここは、それぞれの方の過程があります。

話を戻して、本の中に出てくる著者の友人が、歩くことで翌日驚くほどの腰痛改善できたのは、「良い歩き方」ができたんだと思います。

セッションでは、毎回お客様の歩き姿をチェックして、歩き方からその方の身体の状態をチェックしたり、より良い歩き方を導くように練習します。
良い歩き方ができると、それだけで身体をほぐすことができます。 それが、歩くことで腰痛が改善する理由です。(腰痛の種類と歩きがマッチした場合)

スポーツでは、どんな種類のものでもフォームってとても重要で、フォームを変えるだけでパフォーマンスが一気に変わったりもします。
「歩き」っていう、ほとんどの人が日常的に行なっている動きにも理想的なフォームはあります。が、2本の脚を使って歩くこと自体は、いつの間にか的に習得できることなので、我流のバリエーションは本当に広いです。 そして、我流フォームは、ほぼ人生分の時間をかけて染み付いていますので、歩き方を変えるのはときにとても難しい。ですが、変えると一気にパフォーマンスが上がることもあります。

例えば、長く歩いても疲れにくい、すぐに痛くなっていた関節が気にならなくなる、すぐにパンパンになったり張りが出て痛くなっていたふくらはぎが嘘のように楽、長時間の立ち仕事も苦にならない、というふうに。

著書に出てくる、例に挙げた方は、腰痛持ち歴の中で
「鍼灸、整体、カイロ、マッサージ、いろいろな療法は普(あまね)く試みていたし、しかもそのどれもが一時的な軽快をしかもたらさ無かった」とあるのですが、
「10セッションを終えてみると、ほんとうに不思議なくらい腰痛が消えてしまった」
という言葉を残しています。

これ、私も本当にこんな感じだったのでとても分かるのです。
ロルフィング®︎で長年の腰痛の核が溶けたような感じになったのと、腰痛をほぐすことも可能な歩き方ができるようになったことで、今では以前のような腰痛に悩むことはほとんどありません。
とは言っても、私は腰痛の核がすっかり溶けるまでには10セッション以上必要でしたし、歩いて身体がほぐれる感じがわかるようになったのも、もう少し時間が必要でしたが。

というわけで、歩くだけでほぐれる身体と、その歩き方を手に入れたい方は、是非、ロルフィングを受けてみてくださいね!


今回紹介した本、
「ゆるめてリセット ロルフィング教室 〜一日7分!体を芯からラクにするボディワーク」
は、能楽師であり、ロルフィング資格を取得した安田登氏の著書です。
この本では、実際のロルフィング第1〜第7セッションのエッセンスを取り入れたセルフワークや、からだのことをわかりやすく教えてくれています。
ロルフィング®︎に興味を持たれた方、ロルフィング®︎について何となく知りたい方は、この本から入るのも手ですよ!笑

それではまた🌼

色づき始めた今朝の紫陽花

 

雨上がりで瑞々しいニンニクの花

梅雨前のこの季節って、本当に爽やかで、朝の気持ちよさは格別です♪

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