ロルフィング 香川-Rolfing® Structural Integration 自由で快適なからだを探求するみなさまへ。

関節の硬さ、凝りと血流

こんにちは。
11月がもう半分過ぎたのですが、今年は暖かさが一段と続いてますね。
かれこれ20年近く、趣味で海へ🏄年中通っているのですが、今年は未だかつてないくらい海水温が高いままです。
私は寒いのが苦手なので嬉しいですけど、温暖化は嬉しいことばかりじゃないですよね〜

さて、

最近、インスタストーリーズでひっそりあげたのですが、
健康という枠にとらわれず、私たちのからだに関することで何につけても関係ある「血流と血の質」について、今日は改めて書きます。

★健康についてはインスタグラムへ投稿しているのでぜひそちらもチェックしてください。投稿は現在停止中ですが、ストーリーズに日常に加えて、健康について大切なことをピンポイントでサクッとアップしたりしています。

みなさん、「血行が良くなる」って、なんとなく、体に良さそう、ってイメージできると思うのですが、なんでいいのか、とか、そうなると何が違うのかって、あえて答えるとなるとなんでかな?ってなりませんか?
また、血行が良くなると、「体が温まる」よね?というと、うんうんってなるけどそれがどういいのかっていうと、意外と疑問が湧いてくるのかな、って思うのです。

そこのところを、ロルフィング、筋膜リリースからの視点で説明します。

みなさんが、マッサージを受けたい、整体に行きたい、こりをほぐしてほしい、歪みを治したい、、、、などなど、カラダのメンテナンスをしたいときの理由の一つに、「凝り」や「張り」、「関節の曲がりにくさ・動きにくさ」、「動かした時の痛み」などがあると思うのですね。

なぜ、そういうことが起こってくるのかというと、その辺の「修復・回復ができなくなったから」というのが大きな理由にあります。

例えば、肩がずっと凝っている、膝がすぐに痛くなる、腰が痛い、という症状をお持ちの方は多いと思いますが、どこも不調のないピンピンした小学生が1日力仕事をしたからといって、次の日からずっと肩こり・膝痛・腰痛が持病になるということはあまりないと思います。
現在そういう症状をお持ちの方も、数ヶ月から数年かけて徐々にそういう状態になってきたのではないでしょうか。

つまり、からだは、使いすぎて疲れたり、多少怪我をしたりしても、元に戻そうとしていつも頑張ってくれているのですが、修復や回復できる以上に酷使されると、少しずつ元の状態まで戻らなくなってくるのです。
そんな時、筋肉は縮んだまま固まっていたり、筋肉と筋肉に挟まれた関節が締め付けられたりしています。その状態が続くと、そこは水分も減り、血流も減ります。筋肉は血液から栄養をもらっているので、血流が減ると、ますます栄養不足になるため、疲労回復できずに弾力がなくなり硬くなります。

シンプルにいうと、凝っている場所、痛みが出る関節に関連する場所は、「硬くなっていて、血流が悪くなっている」のです。
そのへんは、血があんまり行ってない=血行が悪くなっている ということなのです。

膝や腰、肩などの関節の痛みは、骨の問題、ズレの問題と思っていて「血流」とあまり結びつけて考えたことがない方もいるかもしれませんが、関節というのは、何本もの筋肉が関連し合って動かすようにできています。関節の不具合は、その関節を作る筋肉・関連する筋肉のバランスが崩れることで起こることがかなりたくさんあります。

⇧上の図は、膝関節を作る筋肉を後ろ側から見たところ。
たくさんの筋肉が関節を作っています。もし、ハムストリングス(Hamstrings:モモ裏の赤紫っぽい色がついているところ)が縮んで伸びにくくなったまま固くなったら、膝が伸ばしにくくなったり、膝を作る上の骨と下の骨を圧迫します。それが、ゆくゆく、膝の痛みや軟骨をすり減らす原因となったりするのです。
なんとなーくイメージできるでしょうか??

寒くなってくると、関節が痛みやすい、凝りがひどくなる、体がギシギシする、腰が痛くなりやすい、という症状は、血管もギュッと狭くなって血流が悪くなっている、分かりやすい変化と言えます。

血行が良くなる=血流が良くなる、と、凝りや関節痛、腰痛が緩んだり、疲労回復できるのは、血が行き届いて栄養が与えられるからです。

ここまで、血行について読んでいただくと、思い浮かべるものありませんか?

そう、温泉♨️!

温泉へ行って、体がくまなく温まると、血管が広がって隅々まで血という栄養が体に行き渡ります。だから、体がほぐれて、関節痛や凝りがやわらぐんですね。
血が栄養を運ぶのは、筋肉だけでなく内臓もです。
なので、血流を良くすることは、コリや痛みに関する不調だけでなく、内臓機能をあげることや、免疫力を高めることまで、カラダ全体にとってとても重要です。

寒くなってくるこの時期には特に、セッションを受けてくださる方に、お風呂のお湯にしっかり使って、深部体温を上げることをオススメしています。夏の間、シャワーで済ますかたが多いのですが、夏でもお風呂の湯にゆっくり浸かることは、疲労回復や怪我からの回復(怪我した直後は冷やしますが。)に大きな意味があります。

ロルフィングで、筋膜や筋肉が緩んだ後は、お風呂で全身の血行促進で、さらに不調からの回復効果が上がったりします。
ロルフィングを受けた後、体を動かしている方は、数日後さらによくなったりするのも、動くことで身体中の血の巡りが良くなるから、という理由もあるのです。
せっかく日本に住んでいるならば、お風呂を有効活用してください。
温泉は効能も色々ありますので、もちろんおすすめです。

さらに、筋膜リリースでは、すでに硬くなって、血流が行き届きにくくなったところも血流を取り戻すことができます。ロルフィングは、筋膜リリースをしながら、かなり血が届きにくく硬くなってしまったところへも、再び血流を取り戻せるよう全身へのアプローチが可能です。

血の流れが良くなった時、血もドロドロとかだと流れにくいと想像できると思いますが、さらにさらにその血の質を上げていけるのが、自分のカラダを自分で治す健康教室ということになりますね。

血流と、血の質、この二つが絶好調の身体には欠かせないということですね!
長くなってしまったので、今日はここまでにします✏️
それではまた!

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