今回から、しばらくサーファーあるあるということで、
サーフィンする方々から聞こえてくる、からだのお悩みについて、
ロルフィング的視点から思いつくことを書いてみたいと思います。
(入り口はサーフィンに関連することですが、
からだに関しては、多くの方に共通のことです。)
いくつかの症状から、
それは、こういうからだのなかのつながりがありますよ
とか
こういうところに注意してください
とか
日常的に気を付けること
とか、
なんでそうなるのか、その理由を探すヒントとなる内容です。
改善策へのきっかけになりますように!
では今回のテーマ、腰痛です。
腰痛は、すこしからだに詳しい方はご存じかもしれませんが、
はっきりとした原因は謎の部分も多く、内科的疾患(内臓の病気など)や
精神的なことが原因である場合もあります。
ここでは、そうではない場合=筋肉や筋膜の緊張をほぐし緩めることで、もしくはからだの動かし方の質を上げることで改善しやすいパターンの説明になります。
では、腰痛持ちのサーファーからよく聞くお悩みです。↓
![](https://akiko-rolfing.com/wp-content/uploads/2021/08/wat.jpg)
●波待ちの姿勢が辛い。
(画像はお借りしました)
![](https://akiko-rolfing.com/wp-content/uploads/2021/08/pddl.jpg)
●パドル姿勢が辛い、背中を反らしたくない。(画像はお借りしました)
![](https://akiko-rolfing.com/wp-content/uploads/2021/08/actn.jpg)
●海から上がってくると、上半身がバキバキになっている
調子がわるいと、その状態が数日(か、それ以上)続く
●寒くなってくると、症状が悪化するので海は休む。
腰痛って、サーフィンで何をするにも苦痛を与えてくれますよね😭
もちろん、サーフィンをしていなくても、腰痛とは辛いものです。
腰痛を感じているときは、
そこを揉んだり押したり、ほぐしたりしたくなります。
実際にそれが気持ちよかったりします。
ちょっと楽にもなります。
でも、
すぐにぶり返しませんか!?
しばらく腰痛を忘れていても、定期的に腰痛が復活したりしませんか?
まず知っていただきたいのは、
そもそも、
腰痛って、「腰だけ」が悪いわけではないということです。
実は、腰って、からだのかなり広い範囲からの影響が集まってくる所なんです。負担を強いられるというか、、、
なので、逆に言うと、今痛いと感じる部分だけをほぐしても、なかなか腰痛がスッキリ解消しなくても仕方がないのです。
それが、一旦腰痛になると長い付き合いになりがちな理由でもあります。
ということは、、、、
つまり、、、、、、
腰痛を解説しようとすると相当長くなるのでいきなり腰痛からテーマにしたことを、ここにきてちょっと後悔しましたが
段階を追って、話を進めていきたいと思います。
では、どれくらい広い範囲から腰に影響するのかというと、
ほぼ全身(笑)
なんです。
なんですが、今は一応「へぇ、そうなんだ」と
頭の片隅くらいに置いておいていただけたらいいです。
腰痛になるということは、
腰に何らかの負担が蓄積されているわけなのですが、
負担となる大きな原因に
”周辺の柔軟性がなくなっている”があげられます。
スポーツをする場合、「鍛える」という要素があると思います。
そのスポーツをすることで、
自然と必要な筋肉がついてからだができあがってくるし、
一定以上のパフォーマンスには筋トレをしたり、
特定の部分をねらった強化トレーニングが必要になってくる
場合もあります。
さらには、動きの質をアップするために
体幹トレーニングなどを取り入れる場合もあるでしょう。
ただし、鍛えることは、筋肉で弱い部分をガッチリ固めることではありません。
多くの動きは、
全身の柔軟性ゆえ、より自由になり、
柔軟性があるからこそ、パワーをより引き出すことができるようになります。
どんなスポーツでも、柔らかく、伸びのある筋肉をつけ、
全身の”柔軟性を維持する”ということはセットにしておきましょう!
![](https://akiko-rolfing.com/wp-content/uploads/2021/08/actn.jpg)
またこの写真ですが、この体勢、からだ柔らかくないと無理でしょ?
はい、
それは分かったけど、
どれくらいの柔軟性があればいいですか?
という指標ですが。
次のことをチェックしてみてください。
あまり締め付けのない服装の状態で
★三角座り(体育座りとも言っていたかな?)が楽にできる。さらに、モモと胸をくっけることができる。
★真っすぐ立ち、片足を後ろに曲げて、曲げた足のかかとをお尻に付けられる。
★やや足を開いて立ち、腰に手を添えて上体を軽く反らす。背骨全体を使って楽に反らすことができる。(首だけ、腰が前に動くだけでないか注意)
★上向きに寝て、片足ずつ膝を胸に引き寄せるように近づける。モモが胸あたりにくっつけられるか、それに近いくらい引き寄せられる。
どうでしたか?
これはサーファーかどうかは関係なく、
腰痛に関連するからだの基本的な柔軟性をチェックしています。
どれも、訓練していないとできないような柔軟性ではなく、ごく日常的なレベルです。
これが厳しい状態になると、腰痛だけでなく、日常的に健康な姿勢や動きを維持するのが少しずつ難しくなる、というものです。(㊟これができたら、ほかは何も問題がないという意味ではありません。)
ですので、これがすべて厳しいという方は、激しいスポーツをすると、腰とは限りませんが、どこかに痛みがでたり故障しやすいと思います。
★のチェック項目は
背中全部と、前側(腹胸)全部と、股関節の自由度
を、軽~く調査していますが、これくらい(←★)の自由度は、腰への負担を減らすために必ず必要な要素になってきます。
(といっても、これが本当に自由である状態、そ・れ・が・簡単じゃないのですよね~)
★のチェック項目の姿勢が厳しい場合は、からだのどのあたりが伸びたがっているのか、どこが伸びたら楽になりそうなのか、まずは感じてみてくださいね。
う~ん、具体的な内容を書くに至らなかったのですが、
腰痛って、けっこう奥が深いんです!
何回かに分けて、これから掘り下げていきますので
よろしくお願いします😅
柔軟性を取り戻したい方、
筋膜リリース&ロルフィングはすごくお勧めですよ~!
それではまた😀
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