膝の痛み 諦める前に!②

膝の痛みにお悩みの方は、ぜひ一度知っておいていただきたい、膝の仕組みについてです。

いきなりこのページを見た方は、  前回の記事(こちら)をまずお読みください。

前回、膝の不調を招かないよう、または回復する上で根本的に大切なことは、膝関節を取り巻く筋肉や筋膜のバランスを整えることだとお伝えしました。

そもそも関節周りのバランスって、なんのことかピンと来ないと思いますので、こちらの図をみてください。

左膝周辺後ろから見た図 引用:[ビジュアルでわかるトリガーポイント治療-Simeon Niel-Asher]

膝裏の構成図

膝の裏側の構成図
引用:[Anatomy Trains 2nd Ed. -Thomas W. Myers]

膝のイメージ

膝のイメージ図
引用:[Anatomy Trains 2nd Ed. -Thomas W. Myers]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

膝関節は、モモの大腿骨と膝下の脛骨(太い方)がメインの柱となってできています。前側には膝のお皿ともいわれる小さい膝蓋骨もあります。ただ、からだのどの部分もそうなのですが、骨だけでは、動いたり姿勢を維持するためには何の役割も果たせません。それが、建物などの骨組みとは全く違うところ。
全身の人骨模型を見る機会があれば、ちょっと注目してみてください。大体、吊るされているはずです。なぜなら、骨だけで立ってることも、手を挙げたままでいることもできないからです建物は骨組みだけで立てっていますけれども。
動物である人間は、動き回りますので、建物のように固まってしまっては困ります。

骨と骨は、それらをつなぎ合わせている筋膜を含む何種類もの筋肉、靭帯によって、関節として様々な動きを実現できるようになっています。ですので、肉を全部はぎ取ったら、骨格だけになった私たち動物は崩れ落ちます。骨と骨をつないでいる靭帯や軟骨でいくつか形をとどめる箇所はあるかもしれません(例:肋骨まわり)が、骨だけの脚で上体を支えることはできないんです。つまり、膝関節は膝関節を成り立たせる筋肉たちの働き、その筋肉たちのバランスで成り立っているのです。正確に言うと、(筋膜を含む)筋肉の引っ張り合う力のバランスで成り立っているのです。膝のバランスにかかわる筋肉全てを考えると、直接膝関節を構成していなくても、皆さんが思うよりももっともっと広範囲になります

 

さきほど、骨と骨が何種類もの筋肉でつなぎ合わされているといいました。
そこで、2枚目の絵、膝の裏側の構成図をみてください。
3枚目の、手を組みあっている図のように、いくつかの筋肉が組み合わさって、膝関節を作っています。
まず、なぜ何種類もの筋肉で膝をつなぎ合わせないといけないと思いますか?
わからない人は、立てって、いろんな体勢になってみたり、体重移動をしてみたり、ゆっくり動いてみましょう。
すると、自然と力が入る場所がかわってくるのがわかりますか?体勢が変化したり、動きに従って、立っていることを維持するためには、使われる筋肉のバランスを変化させていかなければなりません。
それが、何種類もの筋肉で膝(やその他の関節)を構成する理由です。

そこで!3枚目の図、もう一回見てほしいのですが、

筋肉って、使われているときギュッと縮んでいます。
手を組みあっている図は、イメージ化された膝関節の仕組みです。
例えば運動して膝上・ひざ下それぞれの筋肉がギュッと緊張状態で縮んでいると、組み合った手はお互いに引っ張り合っている状態になります。この手と手の中間にあるのが、膝関節なのです。

ずっと、手と手(例えば、ハムストリングスとふくらはぎ)を強い力で引っ張り合ったまま(緊張させたまま)、膝を曲げたり伸ばしたり、内股に曲げたり外股に曲げたりしたら、手と手の間にある膝のつなぎ目はとても窮屈ではありませんか?
イメージできるでしょうか。。。
膝関節を作る大腿骨と脛骨をお互いに押し付けながら、グリグリ動かすイメージです。
この二つの骨先には軟骨、間には半月板などがあり、ひざの衝撃を和らげたり、動きをスムーズにするよう働いています。ですが、膝関節を圧縮したまま動き続けると、ひざの骨と骨の間にある組織を圧迫し続けることになるのです。

スポーツや、決まった姿勢の作業などをある程度の期間やっていて、特定の筋肉や全体の筋肉が緊張したままで長期間メンテナンスされていないと、もしかしたら関節に負担がかかっているかもしれません。
長期間のアンバランスな筋バランスは、膝への過剰な圧迫になります
膝関節のバランスが崩れていると、内側だけ・外側だけが負担を強いられると半月板損傷の原因になったりもしますし、さらには、膝関節の変形を招くこともあります。

こうなる前に、ここで取り上げた膝に関してでしたら、
膝関節が快適な状態でいられるように、周りの組織(筋膜や筋肉)のバランスを整えておくことが大切なのです。
既になんらかの不調が現れていて、治療をしている方でも、このバランスを整えないまま局所的な治療をしても、負担はかかり続けているのだということをまずは知っておいてください。

うまくからだをつかいつづけると、ヒトのからだは長い間快適さを維持できます。
ロルフィングが動きを教えたり、全身を調整するのは、からだの快適な使い方を学んだり、特定の関節のバランス調整だけにとどまらない全身のつながりとバランスをみて、快適にからだが動ける状態にしていくためです。

膝は快適ですか?いつも疲れる場所はありますか?
関節に、からだの声に、耳を傾けてみましょう~!

 

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