ロルフィング 香川-Rolfing® Structural Integration 自由で快適なからだを探求するみなさまへ。

サーファーあるある 腰痛② ロルフィング的視点

みなさま、こんにちは。

サーファーから耳にするからだのお悩みについて、
ロルフィング的視点で解説するシリーズ(?)です。
今回も、引き続き「腰痛」に関してです。

サーフィンに関係ある動きや姿勢に関連して悩まされる症状・不調
をとりあげますが、
そうなるメカニズムは
サーフィンする・しない、
スポーツする・しない、
にかかわらず共通部分がたくさんありますので
全ての方に、自身のからだをチェック&メンテナンスするヒントになると思います。
ぜひ、ご一読くださいませ~

サーファーあるあるシリーズをはじめから読むにはこちらをどうぞ
1.サーファーあるある ロルフィング的視点
2.サーファーあるある 腰痛 ロルフィング的視点

ここにきて、
そもそもロルフィング的視点ってなに?
という方。
まず、ロルフィングとは、
からだを全体でひとつとしてとらえ、
その中の部分と部分/部分と全体の関わり合い、影響、バランスを整える
ことを目標としたボディワークです。

詳しく知りたい方は、コチラ→★ロルフィングとは
なので、腰痛なら、「腰」という痛い部分だけではなく、
全身がどういうふうに関わりあって、腰に痛さを引き起こすのか、
という視点がロルフィング的視点です。
原因をより深く知る→よりより対策の助け となれるとうれしいです。

では、本題の腰痛についてですが、
前回、腰はからだのかなり広い範囲からの影響が集まってくる
といいました。
そして、腰痛との付き合いが長くなっている場合、
周辺の柔軟性がなくなっていることが多い、
ということでしたね。

それで、サーフィン、夏しかやらない人だと分かりづらいかも
しれないのですが、
調子の良さというか、
からだのストレス具合を誰にでも分かりやすく教えてくれるものがあります。
それが
ウエットスーツです。
これは、からだの柔軟性がくまなくおちたらどんなか、
をすぐ体感することが可能です(笑)

サーフィンは季節ごとに装備が変わりますよね。
水着だけ(最も軽装)から→
セミドライスーツ(地域によってはドライスーツ+α)まで。

セミドライ。これほしい、、、(画像はコチラからお借りしました。)

そして、冬場のフルスーツ、分厚い素材になればなるほど、
からだって動かしにくくなっていきませんか?

だから、もし必要なだけの保温性があるなら、
ウエットは最小限の厚みで動きやすさを確保したい、
って、きっと思うはず。

その、”動きにくくなる感じ”が、
からだの柔軟性がなくなってストレスが余計にかかる感覚
ですね。
長い年月サーフィンしていて、昔の素材(伸縮性も機能も全く違う!)のフルスーツを着てきた方なら、
素材の伸縮性の違いだけでも、
どれほどからだと動きの自由度が違うかお分かりかと思います。

それを、自分のからだの筋肉の伸縮性に置き換えてください。

からだの柔軟性が失われてくる、ということは
自分の肉(筋膜や筋肉)というウエットスーツで、
からだを締め付けている(伸びないように引っ張っている)ようなもの
なのですよ。

ただ、自分の肉は着脱するわけにはいけませんので、
どこかの動きが少しずつ悪くなっても、すぐには気づきません。
四六時中その状態なので、悪い状態で馴染んでしまいがちです。
動きにくさは、
からだにとって最適なバランスが崩れている目安でもあります。
腰痛持ちだと、いつも気になるようになったころには
背中全体やおなか回り、骨盤周辺の組織が
硬く動きにくく(伸びにくく)いることはよくありますが、
苦痛な症状になるまで、自覚しにくい
のが悲しいところ。

で、なぜ腰が全身の影響を受けやすいか、ですが
人間の構造上負荷がかかりやすい、というのと、
周辺組織が硬くなっても
無理やりにでも動かないといけない(動かされる)=働かされる、

周りから引っ張りダコ
つまり、酷使されがちな部位なのです。

筋膜や筋肉は硬くなっていると、
原因は何であれ、伸縮性も低かったりして、
十分な仕事ができません。
その状態でそこを使い続けると、疲労回復も遅く、
周りの組織は余計に働かなくてはなりません。

そうならないためにも、
まずは必要なところの筋膜リリースを!
と、言いたいところですが、
自分でできる一番簡単なこと。
日常的には

歩くこと。

です。
これが一番シンプルで簡単です。

もしかして、ここで”ストレッチ”とくると思いましたか?
ストレッチに詳しい方ならそれもありかもしれませんし、
条件によってはそれも効果的でしょう。
でも、ストレッチは、伸びやすいところは伸びても
すでに筋膜レベルで固まったところは伸びにくいですし、
本当にほぐすべきところをほぐせているか、
自己流では分かりにくいところがあります。

歩くことは、全身の循環を促せる、とても簡単な全身運動です。
ヒールの靴やタイトな革靴などでは、
逆にからだに負担がかかるので、この場合は向いていません。

では、スポーツの前はというと。
サーフィンの場合なら、ちょっとストレッチして海へin!
というパターン、かなり多いと思います。
でも、いつも腰痛に悩まされている人は、
ストレッチよりも歩く・軽いランニングなどの
ウォーミングアップの方がいい
と思います。
ストレッチするならその後ですね。

ウォーミングアップの時点で
すでに腰が張ってくるほどの場合は、
やはり、メンテナンスがお勧めです。

とりあえず、今日はここまで~

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